看護師になった人、これから看護師になる人へ向けて、絶対に失敗しない病院選び、診療科選びのポイントをズバリお伝えします。私も多くの転職を経験してきて、沢山の失敗をしました。皆さんが私と同じような苦労をしないようにアドバイス出来ればと考えています。
これから看護師になる人・今現在看護師の人で転職を考えている人に対して、将来、失敗しない転職方法をわかりやすく解説していきます。
1:「これから看護師になる人」
これから看護師を目指している方はおそらく、
・就職を悩んでいる人、
・看護学校に入学している人、入学を考えている人だと思います。
①看護師は給料は決して高くはありませんし、
皆さんが思っているような華のある職業ではありません。きついし、きたないし、給料も安いです。その環境を選択する本当の目的をしっかりと持ってください。ただのあこがれだけでは挫折につながる可能性が高いです。しかし、看護師の免許を持っていれば、全国どこでも働くことは可能です。年齢も、場所によっては定年後も雇い入れてくれる病院もあります。それだけ需要はある仕事なので、失業という不安はないと思います。現に私も脱サラして看護師になりましたので。
②看護学校に入学している人、いわゆる看護学生さんたち。のんびり楽しく学生生活を送っている人も沢山いるでしょうが、入学した時点で、就職への戦いは始まっています。看護師はわかりやすくいうと職人なのです。
技量や知識が求められる職業です。「アッ失敗した。でも次に活かせばいいや。」では通用しません。現にニュースなどで、アラームに気づかなかった。投薬する薬物の危険性を認識できていなかった。などから死亡事故が発生しています。常に命と隣り合わせの職業なのです。私も、どちらかと言えば、楽しくおかしく、看護学生生活を営んでいました。
しかし、現実就職・その後の人生においては大きな差がうまれたことに、後々気が付きました。学生生活中に自己管理や学習スタンスを身に着けておかなければ、仕事をし始めてから、同時に学習を行うことは、なかなか出来ません。
ましてや、基礎となる知識がしっかりと、頭の中に入っていないと、出遅れます。その出遅れたことが、自分は仕事が出来ない→いつも失敗する→先輩に怒られる→周りからもバカにされる→不安→夜も眠れない。→仕事が嫌になる→退職の負の連鎖につながっていきます。
そうならない為にも、看護学生の段階でしっかりとした基礎知識を入れておく必要があり、その基礎からの応用に対応できるスキルを身に着けておく必要があります。時代が時代なだけに、新人に対しては、どの病院もお客様扱いで、育てようとしてくれてはいますが、その期間は1年だけです。2年目からは独立をした立場になり、周囲も手厚いフォローはしてくれません。しっかりと勉強をしてください。
③就職を悩んでいる人。昔の人は、若い時の苦労は買ってでもしろっといいました。看護においてはまさにその通りだと思います。
過酷な科といえば、高度救命救急センター・IUC・CCU・SICU・GICUとよくよく見るとほとんどICUが付きます。
要するに集中治療室を指します。
そこでは一分一秒単位で患者は死と隣り合わせで戦っています。致死的なバイタルの異常所見は8時間前から起こっているというエビデンスがあります。患者が出す細かいサインに迅速に気が付き、先手を打たなければなりません。その為には知識と経験が必要になってきます。経験から得る知識もあると、考えているでしょうが、経験をするための最低限の知識は必要です。
ICUに勤務することは、病態変化のスペシャリストになるという事です。そこでの経験で患者が出す、小さなサインに気が付き、迅速なアセスメント、的確な報告、確実な処置が命を救うのです。この作業は体力をかなり必要とします。帰宅してからも勉強をする日々が続くため、遊びやん眠る時間を割かなければいけないからです。その為、後で経験ということが難しくなるのです。新人で若い時こそ、医学界のスペシャリストを目指してください。そこでの経験は今後の転職に大いに役に立ちます。
2:「看護師としてすでに病院に就職しており転職を考えている人」
看護師として働いており、転職を考えている人は、環境や給料、福利厚生に不満を抱いている人が多いです。環境については、自分が順応しなければ、劣悪な状況が継続していきます。
そんな状況に立たされると、誰でも逃げたくなります。それを打開する方法は実は沢山あるのですが、精神が病んでしまっているので、何を考えてもネガティブ思考によっているのが現状ではないでしょうか?新人として大学病院・総合病院に入った人で辞めたいと考えているひとは、是非打開出来る方法を選択してください。まずはネガティブになっている状況で、楽や恵まれた環境にいる人に相談してはダメです。ますます、自分が置かれている立場が悪いと強く認識するようになります。あなたが辞めたいと思っている環境は、周りの先輩も一度は思って通った道なのです。その先輩たちはどうやってそれを乗り越えたんですか?っというのを考えましょう。
職場は全員が全員敵ではありません。以外に辞めたいと悩んでいると打ち明けると、親身になって相談に乗ってくれる人はいます。ポジティブな意見やアドバイスがもらえそうな人に相談をしてみてください。
また仕事を辞めたいと思う原因を追究することも大切です。いつも怒られる、理不尽っとなっているならば、なぜ、怒られるのですか、大人なので理由があるはずです。同じことで失敗をしていませんか、患者の病態に気を配って仕事をしていますか?それ以外理不尽であるなら、私はこのように考えています。
「偉い人ほど頭が低い」です。ふんぞり返っている人は、周りが次第に離れていくものです。あなた自身が好かれるような自分物になればいいのです。頭を下げていれば満足するようなら、いくらでも下げてやりましょう。稲穂、沢山の米が付いた方が首を垂れます。あなたは最終的に沢山の米がついた自分物になればいいのです。大学病院や総合病院は、一度退職すると、余程の経験や、資格がないと再入職出来ません。巨大な病院は、しっかりとした給料保証もありますし、福利厚生も、小さい病院とは比較になりません。せっかく大きな組織に属したのなら、そこで生き抜く術を身に着けてください。それでも辞めたいと思うのなら、そこでの経験は無駄ではありません。巨大な組織に属していたことはブランド力にもつながり転職に優位に働きます。
つまり、最初に苦労をするような診療科を選択することで、自分の今後の人生の選択幅が大きく広がります。これは本当です。看護師は職人です。経験と知識・技術を転職先の病院は必要としています。その為、新卒またはまだ経験が浅いのならば、大きな病院への就職を考えてください。必ずあなたの人生を助けてくれます。
まとめ
結論:長々となりましたが、看護師と言うのは、一言で「職人」です。技術・知識・経験が必要となってきます。多くの経験・貴重な経験を行うには、絶対的に症例数が多い、財力をもった病院が必須です。つまり大学病院や総合病院を選択することは重要です。大きな病院は、給料も毎年確実に上がりますし、退職金もきちんと補償されています。長い目で見ても損する部分はありません。目先の安楽に惑わされることなく、自分の将来を見据えた転職・就職を行ってください。
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