介護施設や病院・施設、いわゆる医療福祉系に就職・転職を考えている方は「早く決めなくちゃ!」「急がないと!」となぜか焦って求人を見てしまう方が非常に多いです。 ですが医療福祉系の就職や転職はそれほど急がなくてもいいのです。 ゆっくりと求人を見ることができることから自分に合った働きやすい職場に就職・転職をすることができます。 では、今回は医療福祉系の施設への就職・転職を急がなくても良い理由をご紹介します。
【1.毎日沢山の求人が掲載される】
医療福祉系の中でも特に介護施設でのスタッフは常に人手不足です。 そのため毎日のように新しい求人が何件も掲載されていきます。 介護施設のスタッフに限らず、医療福祉系の仕事は精神面や体力面に負担がかかるということはもちろん、中腰や利用者の離床・臥床時、ベットから車椅子、車椅子からベットへの移乗などを頻繁に行うため体は元気でも腰痛を患ってしまったり、椎間板ヘルニアになってしまうスタッフも居ます。 それにより泣く泣く退職、無期限の休職を選ぶスタッフも少なくないのです。 また、新しい医療福祉系の施設がいくつもできることで「今より条件の良い施設に転職したい」と考えているスタッフが転職をしたりします。 その結果、医療福祉系の施設ではスタッフの入れ替わりが非常に激しく常に人手不足という状況です。 こうした理由から医療福祉系の求人が沢山掲載されることで就職・転職を急ぐ必要はありません。 ゆっくりと求人を見ることで自分が望んでいる条件に合った就職・転職先が必ず見つかり、その施設で長く働くことができます。
【2.合否の連絡が早い】
医療福祉系で面接を行った後の合否が3日以内に分かるという施設が非常に多いです。 書類選考の場合は基本的に3日~1週間程で合否が分かったりします。 その理由としては、医療福祉系の施設は常に人手不足な状況から「早く新しいスタッフを入れたい!」「辞めるスタッフがまだ居る内に仕事を覚えさせ、早く1人前になってほしい」と施設側が思うことで人手不足の医療福祉系の施設は合否の連絡が早かったりします。 それを知らずに転職活動をしてしまい、医療福祉系の施設で面接を行った時に「いつから働けますか?」という質問に対して「3ヶ月後なら可能です」「半年後なら可能です」などという答え方をしてしまうと面接をしてくれた方は「勤務開始日が遅いからもっと早くから働ける子を採用しようかな?」と思ったり、「働ける日が遅いから不採用にしよう」という結果をその日に決めたりします。 医療福祉系の施設が常に人手不足ではありますが、面接が厳しいというものではありません。 大体の施設がやる気がある人・時間に融通がきく人・明るい人を第一に採用か不採用かを決めています。 いわば人柄重視という採用の仕方です。 そのため、こうした3つが揃っている人は医療福祉系の施設に面接をしに行くと大体採用されます。 少し話が反れてしまいましたが、医療福祉系の施設は合否の連絡が比較的早いため急いで求人を探して面接の予定を立てるのではなく、働ける日が近づいてきてから面接を受けるのでもそれほど遅くはありません。
【3.入職月がない】
医療福祉系以外の仕事で正職員を目指す人の場合「4月入社が良いな」「10月入社が良いな」と、入職月を考えてしまう方が結構居ます。 4月入社の場合、4月の新卒入社の人達に合わせて入職をしようと考えている方が多く、10月の入職の場合は4月の次に入職をする人が多い月でもあることから4月又は10月に合わせて入職を希望する方が居ます。 そのため入職月を気にしすぎて「もう3月なのにまだ転職先が決まっていない…」「10月まであと1ヶ月しかないのにまだ就職先が決まっていない」と、焦って求人を探すことが多いのです。 ですが医療福祉系の仕事は特に入職月等はないです。 もちろん1番多い入職月は4月ではありますが、6月に入職をする方もいれば12月に入職する方も居ます。 医療福祉系の施設ではスタッフの入れ替わりが激しいことで退職をする方も一般的に多い3月に退職するのではなく、8月に退職をしたり、1月に退職をする方もいます。 そのため医療福祉系の施設への入職月は特にこだわる必要はありません。 なので、自分のタイミングで医療福祉系の施設に就職・転職をすると良いです。 その方が生活と仕事の両立が上手くいきます。
【4.常に求人を掲載していることが多い】
「早くここに決めないと誰かに取られちゃう…」という気持ちから勢いで就職・転職を決めてしまう方が意外と居ます。 もちろん掲載している求人には“募集期間“というものが存在します。 この募集期間を過ぎてしまうと求人の掲載が終わってしまうこともあります。 ですが、医療福祉系の施設の求人は募集期間が終わってもまたその日に同じ求人が掲載されたり、数日後に少しテイストを変えた求人を掲載することが多いです。 人手不足ということから、人員が集まるまで募集期間が終了しても繰り返し、繰り返し掲載をします。 そのため「早く決めなくちゃ…」と思う必要はありません。 もちろん他の施設に比べて圧倒的に条件の良い医療福祉系の施設の場合は応募数が多いことでその中から何人かが採用されてその後求人に掲載されなくなることもありますが、一般的な条件の求人であれば大体募集期間が終わってもまた求人が掲載されます。 「誰かに取られちゃう…」という焦りの気持ちから急いで就職・転職場所を決めてしまうと、就職・転職してから「こんなはずじゃなかった…」「もう辞めたい…」という結果になることもあります。 「良い施設あるかな?でもあの施設気になるな…」と、少しでも気になる施設があった場合はすぐに応募・面接の予定を立てるのではなく、その施設のことをよく調べたり、本当に自分が望んでいる条件なのかどうかを考えてから応募・面接の予定を立てるのではなく施設に電話をして“施設内の見学の有無“を聞いてからでも遅くはありません。 施設内の見学ができた場合、見学後に「面接はされますか?」と大体聞かれます。 もし聞かれなかった場合でも「面接はまだできますか?」とこちらから聞くことで求人の募集期間が過ぎていても面接をしてもらえることもあります。 なので急いで就職・転職を決めるのではなく、気になった施設があったらまず施設内の見学ができるかどうかを連絡してみると良いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 医療福祉系の施設への就職・転職を急ぐ必要がないということが分かったかと思います。 就職・転職するならやはり自分の望んでいる条件を満たした職場や、働きやすい環境の職場に入職したいですよね。 これから医療福祉系の施設への就職・転職を考えている方は焦らず、急がずゆっくりと求人を見てください。
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