転職者必見!同じ病院に働き続けられる看護師の求人の探し方

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#779 2019/07/30UP
転職者必見!同じ病院に働き続けられる看護師の求人の探し方
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みなさんは長く働き続けることのできる病院はどんな病院だと思いますか?過酷な労働環境にも負けず、同じ病院で長く働いてきた私が、どのように様々な求人の中から就職先を決めたのかお伝えします。
 

看護師ってどんな職業!?長く働ける病院の探し方!

みなさんは看護師という職業を具体的にどの程度知っていますか?本来看護師とはケアをする対象者(患者・家族)の近くで、身体・精神・社会の3側面から環境を整える人のことをいいます。患者にかかわる多くの職業の調整役として、一番近くで寄り添う存在でなければなりません。実際にどのように関わっているのか、私の経験をもとに説明したいと思います。 
 

私が看護師を目指した理由 


少し私の自己紹介をさせてください。普通の県立高校を卒業し、県内有数の出産率を誇る産婦人科に看護助手として働きました。

看護師になりたいわけではなく、単に通っている予備校に近かったからという単純な理由からでした。

私はそこで目標とする看護師に出会いました。

その人は常に患者のそばに寄り添っていました。患者の点滴ボトルにはいつも、その人が描いた絵がはられていました。

「点滴ボトルばかりみて生活している患者にとって、その点滴ボトルが勇気や元気が出るものだったら素敵じゃない?」雷に打たれたような気持ちになりました。

看護の知識のない私にとって、患者の気持ちを考えるということが頭になかったのです。少しずつ看護について興味をもちました。そのころの私はとりあえず大学へ行けたらいいかなと、特に将来について考えることもなくただ生きているという感覚でした。

そこから進路変更を行い、遠回りでも働いている病院に残りながら看護師免許を取得するという道を選びました。勤労学生は決して楽なものではなかったですが、給料がいいのでそれはそれでうまく切り抜けることができました。

働いている現場で使用する専門用語や物品の名前などを授業で耳にすると自然によく理解できました。ひとまず准看護師免許を取得し、また勤労学生を続け正看護師まで取得しました。  

就職活動について 

 就職活動でまず私が重要視したところは、総合病院であることです。

ひととおり技術と知識を高めたいと思いました。また、給与の面からも考慮しました。

当時看護体制が7:1に切り替わるころであり、多くの病院は看護師不足で悲鳴を上げていました。どこの求人説明会へ行っても、それぞれの病院が人員を確保しようと必死になって説明をしていました。

何件かの求人に絞ったのですが、それでも最終的に選んだのは実習病院であるA病院でした。求人広告上では、やはりわかりにくく不安が強いものです。

A病院では実習中に病院の雰囲気などが体験できたため、少しも不安を感じることはなかったと思います。面接練習では、なぜこの病院を志望したのか?という質問にもすらすら答えることができました。

看護師の仕事とは? 

  就職・結婚・出産を経験し、現在同じ病院で看護師12年目として働いております。

総合病院であるため、部署移動も経験しました。内科病棟で主に、内分泌疾患・腎臓内科疾患・消化器内科疾患をもっている患者にかかわっています。

病棟全体で50病床あり、一日14名ほどの患者をパートナーと二人で受け持ちます。急性期病棟+慢性期疾患ということもあり、患者は寝たきりで意思疎通ができない患者も多くいます。

まず、血圧や体温、呼吸状態などのバイタルサインを測定し、病態からの優先度を考慮しながら一日のスケジュールを組み立てます。日常動作自立度も様々なため、どの程度のケアが必要なのか、検査やリハビリが入っている患者では、いつケアをするのか?と一日の始まりから、頭をフル回転させるのです。

想像がつかないと思うので、例をあげます。普段の生活を想像してみてください。

朝起きて、トイレに行き、洗面を終え、朝食を食べ、身なりを整え、家を出るとします。何気ない普段の行動ですが、高齢や病態により、筋力が低下して歩行ができない患者に当てはめてみましょう。

ベッドからトイレまで歩行できません。

ではオムツにしてもらいますか?

排泄行動は自立(尿意があり排泄機能は良)しているので、トイレまでの移動を介助することによって、患者の普段の生活に近づけることができますよね?

食事は介助なく自分で食べることができます。

洗面所への移動を介助することで整容も可能になります。


このようなケアを行いながら、医師の指示のもと治療にも介入していきます。例えば、発熱患者の場合、解熱剤を使用して体温のモニタリングをします。発熱に伴う体熱感への対応や発汗で更衣が必要になる場合もあります。

また、単の自己喀出が行えず、体内の酸素濃度が低下している患者には、吸引により痰を取り除かなければいけません。

場合によっては酸素を投与することもあるでしょう。呼吸状態をアセスメントしながら投与量も増減していきます。患者に起こりうる全てのリスクをアセスメントし計画を立て、実施し、評価した後に再度計画を組み立てるという思考能力を常に維持します。先ほどの歩行困難な患者を思い出してください。

看護師にNSコールで伝えることができるといいのですが、頼める患者ばかりではありません。なんでも自分で行おうとする、または遠慮から無理して行ってしまうなど、その人の性格や性別も考慮しなければなりません。

転倒をしていまえば、骨折の危険性もあります。

常に患者に起こりうるリスクを考えながら、コミュニケーションを密にとり信頼関係の構築を行わないといけないのです。コミュニケーションなどから退院後の生活への不安がでてきたとします。そこでリハビリの必要性を主治医と話し合い、リハビリ部門との調整をします。家族との調整や退院後生活する場を実際に見学し、必要な物があれば業者と調整していくのです。

看護の仕事は他職種との連携

このように、看護師の仕事は、患者のケアだけではなく多職種との連携もあり、莫大な仕事量となります。それでも続けていける理由は、やはり患者との関わりが好きだからです。

  • この患者には何が必要なのだろう?
  • 何をしたら苦痛を取り除くことができるだろう?

と考えるのが楽しくないと続けていけません。時には患者との関係が良好じゃない時もあるでしょう。その時は周りのスタッフを頼りにしたらいいのです。私は職場の人間関係にも恵まれました。患者に対して悩んでいると周りのスタッフが集まり、そこで小さなカンファレンスが起きるのです。

時には医師も参加します。患者のためにという思いはみんな一緒なんですね。同じ職場で長く勤めたいと思う人はたくさんいると思いますが、そういう職場に出会えることを願っています。

まとめ

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます。

同じ病院で長く働き続きるコツとは、看護師の仕事をしっかり理解すること、患者のために何ができるのかを常に考えること、同じ気持ちを持つスタッフが周りにいること、看護師という職業が大好きだと思えることだと私は考えます。病院選びの参考になれば幸いです。

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