大学病院の看護師として働くには、大学病院の看護師になる方法

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#764 2019/07/15UP
大学病院の看護師として働くには、大学病院の看護師になる方法
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大学病院は、最先端の医療技術・設備を備えていたり、研究や実験に力を入れていたりする病院です。そんな大学病院で看護師として働くには、どうすればよいのでしょうか。また、大学病院で働くメリット・デメリットもお伝えしていきます。

大学病院で看護師として働くには!?働く方法!

大学病院といえば、看護師の方・看護師を目指している方でしたら、一度は憧れる職場ではないでしょうか。そこで、大学病院で働いた経験のある私が、大学病院で働くにはどうすればよいのか、どういう人材が向いているのか、また、大学病院で働くメリット・デメリットもお伝えします。 

私が働いていた大学病院

はじめに、私が働いていた病院について簡単に説明します。 
私は、関東地方にある国公立大学の附属病院で働いていました。 

配属された病棟は、婦人科や乳腺外科の患者さんがメインの女性病棟(入院患者は全員女性)でした。 開院してからは40年以上経ちますが、6年ほど前に新棟が出来たので、建物自体はわりと新しく綺麗でした。 

入院される患者さんはがんの治療をする方がメインで、手術・化学療法・放射線療法など様々な治療を行っていました。 

勤務は2交代制でしたが、病棟によっては、3交代制のところもありました。 

休みは4週8休で、夏季休暇は5日。勤務希望も比較取りやすかったです(これは師長次第かもしれません笑)。 

残業は平均1~2時間ほど。定時で帰れる時もたまにありましたが、4~5時間ほど残業する日もありました。残業量に関しては、病棟によって異なります。

私は、病棟の中でも比較的早く帰っていた方だと思います笑。

残業手当は働いた分しっかりもらえたので、特に不満はありませんでした。 

大学病院で働く方法】

私自身は、通っていた大学に附属病院があったので、新卒募集の時期に面接をして内定をもらい就職することが出来ました。いわゆる、内部生です。

他の学校から来る人も、就職試験は面接のみでした。 

現在、附属病院を持っている大学に通っている方は、そのまま内部就職するのが一番手っ取り早いです。

病院によっては、内部生を優遇するところもあるようです。

附属病院を持たない大学や専門学校に通っている方は、就職したい病院に履歴書を送り、面接や小論文などの試験を経て合格することで就職することが出来ます。

内部就職でない場合は特に、その病院の雰囲気を知るためにもインターンシップや病院見学会などに事前に参加しておくとよいと思います。 

また、中途採用で大学病院への就職を希望している方は、募集時期に注意が必要です。

病院によっては、通年募集しているところと、募集時期が決まっているところがあります。その病院のホームページで、募集要項をしっかり読んでから応募することをおすすめします。 

中途採用で就職を考えている方は、転職サイトに登録している方もいるかもしれません。

しかし、大学病院の求人は転職サイトに載っていないことが多いので、自分で調べて応募することになります。 

もしくは、病院によっては非公開求人として扱っていることもあるので、一度登録している転職サイトの担当者に確認してみることをおすすめします。

大学病院で働くメリット

専門性の高い知識・技術を身につけることが出来る 

大学病院は最先端の医療・設備を備えています。

診療分野も細分化されており、専門性の高い医療を提供しています。そのため、重症の患者さんも多く、看護師にも専門性の高い知識や技術が求められます。幅広い知識を身につけることが出来、一般病院やクリニックでは学べない症例をたくさん見ることが出来たので、かなりスキルアップにつながったと思います。 

教育がしっかりしている 

大学病院は、“教育”をする機関でもあります。そのため、新人教育にしっかり力を入れている病院が多いのが特徴です。

新人のうちに、基礎の技術や知識をしっかり身につけることが出来るのは、大学病院で働く大きなメリットと言えると思います。 

コミュニケーションスキルが身につく 

これは大学病院に限ったことではありませんが、病棟で勤務していると、看護師だけではなく様々な職種の人と関わります。

医師・医療事務・理学療法士・作業療法士・薬剤師・栄養士・ケアマネージャー・ソーシャルワーカーなどなど…。


時には、患者さんの治療方針や退院後の生活について話し合うために、多職種でカンファレンスを開くこともあります。

患者さんやそのご家族とのコミュニケーションももちろん大切ですが、円滑に治療を進めるためにも、職員同士の良好なコミュニケーションはかかせません。 

大学病院で働くデメリット

覚えることが多く、勉強が大変 

メリットの部分でも述べたように、最先端の医術や知識が必要であることから、始めのうちは覚えることがたくさんあります。

私は、大学時代に習ったことがほとんど臨床に使えないとさえ感じました(これはあくまで個人的な見解です)。病院独自の新人教育カリキュラムの課題もあり、慣れるまでは勉強がとても大変でした。 

残業や夜勤が多いため、体力的にハード 

大学病院は専門性の高い医療を提供しているため、重症患者も多く、比較的忙しい病棟が多いです。

救急に力を入れている病院も多く、緊急入院もよくあります。

また、最近は入院日数を短縮する傾向にあるため、患者さんの入れ替わりが激しく、それに伴って業務量も多くなる印象です。 

大学病院で働くコツ・やっておいた方がいいこと

それはズバリ、体力をつけることと、リフレッシュの方法を身につけることです。

前述したように、大学病院での勤務はとてもハードなため、体力がないとすぐにバテてしまいます。普段から運動習慣をつけておいたり、食事をしっかり食べて栄養をつけることをおすすめします。

また、精神的に辛いことも多い職業なので、気分転換出来るツールを持っていることも大事です。

私の場合は、メイクをしたりショッピングをしたり、友達と飲みに行くことを楽しみに頑張っていました。あとは、同期と仲良くなっておくことも大事です。

新人の頃は慣れないことも多く大変な時期なので、同じ境遇で辛さを分かり合える同期の存在はとても大きく、心強い存在です。同期がいなかった場合でも、年が近い、もしくは入職時期が近い同僚と仲良くなって味方を作っておくことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。大学病院は忙しいイメージが強いですが、専門性の高い技術を身につけられるので、スキルアップを求める方にとっては最適な環境であると思います。

私個人的には、教育が充実している点から、特に新卒で就職するなら大学病院がいいなと思っています。

とはいえ、個人個人で合う合わないもあると思うので、この記事を参考にして、自分に合う職場を見つけられるといいなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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