デイサービスの求人で確認するべき大切なこと

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#703 2019/05/18UP
デイサービスの求人で確認するべき大切なこと
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求人の多いデイサービス(通所介護)に就職・転職する時に、自分が求めているデイサービスはどんなものなのかを明確にすることが長続きする秘訣です。どんな特色のデイサービスがあるのかをお話ししたいと思います。

  

デイサービスへの就職・転職をする際の注意点

デイサービス(通所介護)とは、介護認定を受けている人または事業対象者の人が通うことができる日帰りの施設になります。日帰りの施設のため夜勤もなく生活のリズムを作りやすい職種になります。そのため日中だけパートで働くことができます。また介護業界は離職率も高く求人が多く出ています。入職してもすぐに『思っているのと違った』などで退職してしまう方が多いのが現状です。ですので、そのデイサービスには色々な形態があるのでその事をお話しするので、是非今後の就職・転職に活かしていただけたらと思います。
 

サービス提供期間をチェック!

まずサービス提供時間を大きく分けて1日型と半日型があります(1日に3単位行う施設もあります)。

1日型は従来型で1日ゆっくり過ごしていただくデイサービスになります。入浴介助や食事介助が必要になる施設が多いです。またレクリエーションなどもあります。踊りを見たり歌を歌ったり楽しく過ごしてもらうようなところです。介護度と比較的高いところが多く、デイサービスの中でも介護技術を学ぶにはとても良いところです。

半日型は午前の部と午後の部に分かれているところが多く、食事の提供もないほとんどありません(食事提供をしているところもあります)。また時間も3時間程度なため入浴がなかったり、入浴利用人数が少なかったりします。介護度は比較的低めでクリアな方(認知症のない方)が多いイメージです。送迎が1日に4回あるので多少慌ただしい形ではあります。
 

機能訓練型とリハビリ型、認知症型の違い

続いてはサービス内容で従来型とは違い機能訓練型またはリハビリ型のデイサービスのお話をします。最近徐々に増えてきているデイサービスの形態で身体機能回復や介護予防運動をメインに行なっています。ご利用者様の身体機能向上のために通所していただく施設になります。

レクリエーション等は従来型に比べ少なく運動量が多めのデイサービスです。集団での体操だけではなく、機能訓練指導員を配置して個別機能訓練などを行うなど各利用者にあった運動・リハビリを提供します。マシン機器を使う施設では使用方法や効果などもスタッフが理解しなくてはならないので少しジムのような形にも似ています。またヨガやストレッチをメインにやっているところもあります。

介護職員だけでなく、理学療法士や作業療法士、柔道整復師、看護師なども多く活躍できる施設かと思います。


介護度は比較的低く、歩行も見守りや自立の方も多くいます。その分転倒のリスクは高いため周りの状況に配慮が必要になってきます。入浴介助等は1日型では行うことはありますが、半日型では入浴介助等がないところがほとんどです。
 
数は少ないですが、認知症対応型デイサービスというものもあります。だいたいが1日従来型のデイサービスに付属して運営していることが多いです。認知症対応型デイサービスとはその名の通り認知症の方が通所するデイサービスになります。認知症といいましても軽度ではなく、集団生活が難しかったり、常に見守りが必要だったりする方が対象になります。なので登録人数も少なく、スタッフは多めになります。介助量も多く大変な面もありますが、落ち着いているときは和気あいあい楽しくゆっくり時間を過ごすことができます。認知症特有の記憶障害で常に新鮮な気持ちで取り組まれていたり、とても和やかで生き生きした活動をする利用者と過ごすことができます。

最近できている就労型にも注目!

 ここ最近出来てきている新しいタイプが就労型デイサービスです。また行ってる事業所はとても少なく求人でもあまり見ないかもしれません。介護保険制度を使い通常のデイサービスと同じで通所してもらいます。通所したらレクリエーションや運動ではなく、地域公園の清掃に行ったり、農作業で畑に行ったり、パン屋でパンを売ったり、就労を行います。働くことに生きがいを持った利用者様がいくつになってもできる事で働けるように支援する施設になります。

他のデイサービスより介護量は少なく見守りやお手伝いをしてあげることが多くなります。昼食で食べた食器をさげて、洗うのも利用者様だったり働くことが大好きな方が多くいます。地域との関わりも多く持っていることもあり、イベントなどでは自分たちの畑で育てた野菜を使って食事を振舞ったりしている施設もあります。今までになかった自由なデイサービスのように感じます。

 今回は簡単に1日型と半日型、機能訓練型もしくはリハビリ型、認知症対応型、就労型を簡単ですが説明させていただきました。

デイサービスといっても色々な形態の施設が存在しています。

まず就職・転職を考えた時に、自分自身がどのようなデイサービスで働きたいのか、どんな社会を作っていきたいのかを考えてみてください。

そして求人が多く出ているデイサービスですが、その施設がどのような施設でどのような人材を求めているのかをしっかり確認してみてください。

双方の考え価値観を確認することで『思ってたのと違った』などといった就職・転職の失敗をすることは減るでしょう。介護といっても、入浴や移乗や歩行など直接的な介助、見守りや声掛けなどの間接的な介助もあります。自分にはどちらがあっているのかを考えてみてください。
 
私自身、1日型、認知症型、半日型、リハビリ型と色々経験してきて現在は半日リハビリ型の管理者として勤務しています。施設に入ることなく自宅でできるだけ自立した生活が行えるように支援する施設を作っています。

リハビリや運動もできるだけ楽しく行い、無理なく健康な身体づくりができるように心がけて営業しています。皆様も是非、この素晴らしい介護の世界をより良いものになるように自分に合った施設を探してみてください。

まとめ

介護職はヘルパー、特養、通所介護など色々な仕事がある中で、比較的仕事を始めやすいのがデイサービスかと思っています。ただ、自分が思っているデイサービスと違った時に辞めてしまうのはすごく無駄な時間を過ごしてしまいます。そのようなことがないようにデイサービスの形態を今一度確認してから就職・転職してみたら良い結果になると思い書かさせていただきました。

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