他の業界から看護師になるには?(転職する人へのアドバイス)

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#627 2019/03/24UP
他の業界から看護師になるには?(転職する人へのアドバイス)
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もしかして社会人経験をしてから新たに資格を取って頑張ろう、看護師になろうという方はいませんか。
というのも、自立した仕事をしたい、資格を手に入れて安定した仕事がしたいという理由から、看護師を目指している知人が周囲に結構います。という私もいったん看護師になりましたが途中で他の業界を経験した後、また看護師に復職した経験があります。

そこで自身の経験をもとに看護師都いう仕事について見てみましょう。

 

看護師になるには!?

 


まず看護師になるには看護学校へ進学しなくてはなりません。

社会人経験がある人が進学するコースとしては、高校卒業資格があれば3年コースの看護専門学校か、四年制の看護に関する学部へ行くかということになります。でももっとシンプルに准看護学校への進学というコースもあります。

准看護師というのは中学卒業資格があれば受験資格があります。また場合によっては働きながら進学できる道もあるので資料などで確認するとよいでしょう。

准看護師になれば通常の看護師業務はできますが、やはり求人としては看護師の求人のほうが多いのが現状です。その上には2年過程の看護学校か、働いて経験を積んで通信課程で単位を取り国家試験を受けて看護師になるというコースもあります。

それぞれ個人個人の事情があると思いますので、自分に合ったコースを選択することをおすすめします。

また社会人経験のあと看護師の学校に進学するとなると、就職するわけではないので経済的なことで不安を感じるかもしれません。自治体によっては奨学金や生活費の貸与制度などもあるので、問い合わせてみましょう。

他の業界から看護師に転職して感じたこと

看護師の資格を得るためには進学することが必要だと述べてきましたが、では社会人経験がある人にとって看護師という仕事はどんな風に映っているのでしょう。

私は一度看護師になっていましたが、自身の考えが現場についていかなくなり、いったん違う業界に就職して働いていました。看護師として働いていていたので、他の業界の会社は、夜勤はない、残業も少ない、休みも定期的、とても快適だと思いました。

その時は政令都市で働いていたので、給与の面や休日の面で充実した条件で働かせていただいていました。でも私的な都合でその快適な仕事を辞めて地方に帰郷しそこで居住することになりました。

そこで困ったのが仕事探しです。政令都市でしか働いたことがなかった私は、地方の求人条件の厳しさが分かっていなかったのです。
給与面、休日面、福利厚生など働くにあたってみえる条件は、残念ながら地方では都会より考えられないくらい見劣りしていました。

現実に直面した時、はたらきたい業種はあったのですが、生活をしなくてはならないわけですから、就職の際、給与の面は譲れない絶対条件でした。

そこで仕方なく看護師の求人を見ることにしました。やはり他の仕事よりは経済的には生活できる金額でした。ブランクが数年、自信はなかったのですが、看護の仕事に戻ることに決めて面接を受けました。

面接前からブランクがあることは告げてあったのですが、いざ面接となるとやはり聞かれました。

「どうして看護師をやめていたのですか」

私は体調を崩して退職していたので正直にそのことを伝えました。

もちろんそのことでまた健康を崩すのではないかといった質問もありましたが、夜勤のことや業務のことを十分に考慮したうえで、日勤のみの条件ではどうかと自分から提案して面接を受けました。

こんな提案ができたのも、別の業界で自分の意見を言うことの大切さを学んでいたので、仕事の経験が役に立っていたのではないかと思います。するとブランクがあるにもかかわらず、給与の面を含めて提示していただいた条件は納得のいくものでした。そして採用になり看護師に復職しました。

看護師の資格と他の業界での社会人経験が無駄ではないと感じた経験でした。

他の業界から転職して看護師として働くとき、活用できること

社会人経験はすべてにたいして無駄な経験はありません。むしろほかの業界のことを知っている多様性は、看護師をしているときには大いに活用できるでしょう。

意外と看護師は学卒のあと、医療業界や病院しか知らないというひとも少なくありません。つまり医療的な判断はできますが、日常生活のことや社会常識といった面で、知らないことが多い人も見受けますが、かくいう私もそんな傾向があったことは事実です。

そんな中では別の業界の経験者が異色であることもありますが、公平な感覚をもって仕事にあたる、ケアを考えるということができる点はメリットといえます。

私も他業界の社会人経験があったおかげで、新しい職場への適応も比較的楽にできましたし、自分の意思を伝えるという考えも持てました。

面接の際にも経験も活用しました。

下手にうそをつくと自分の中でのつじつまが合わないことが出てきて、自分言い訳に困る事態になっては大変です。同じことを繰り返さないために、前の看護師を退職した時の原因を把握してはっきりといえる準備をしておくことが必要だと考えました。

もし自分が面接官だったら何を聞くだろうとシュミレーションした時に、同じことを繰り返さないためにどうするかという点は大切なことだと考えたので、労働条件を整理して提示することが必要だと感じていました。

退職理由で体調を崩した同じことを繰り返すことは、まず社会人として自分の管理ができないという風に見られます。これはとてもマイナスなことで、看護師に限ったことではないです。

でも他の業界に就職し経験したことで、自分の考えをはっきり示すことや、自分のことを理解することは重要であることをしっていたという点が良かったと思います。

決して看護師が視野が狭いということではないのですが、地方の小規模な施設や医療業界ではまだ保守的な部分が残っていたり、意見が言いにくい雰囲気が残っている部分もあります。ほかの業界の仕事から考えると独特な世界観があるかもしれません。

そこに徐々に慣れていくことも必要ですが、バランスをもった感覚を持っていることもメリットです、大いに活用していきましょう。

せっかく看護師になったのであれば、今までの経験を生かした看護をしていくとやりがいはいっそう増すでしょう。私自身は純粋に別の業界からの転職ではありませんが、他の業界で仕事をしていたいおかげで、活用できる知識や会話などがたくさん経験できました。

もう一度看護師に戻ろうと考えた時にも、ブランクはありましたが、冷静に看護師へ復帰することのメリットとデメリットを考えて行動することができました。
経験に無駄はないということです。

まとめ

転職は人生においても一大事、ましてや違う仕事、ちがう業界に就職となると迷うものです。でも、看護師は専門的な資格を活かせ、また経済的にも安定性が見込める仕事です。

都市と地方で格差がないとは言いませんが、比較的年齢も気にせず働ける点もメリットでしょう。

他の業界から未経験の方でも決して看護師を目指すことは可能です。
この記事が将来看護師を目指しているひと、別の業界から看護師に転職したいひとやブランクのある人の参考になればうれしい限りです。

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