就職する前にチェックしたいことの一つが、看護師の休憩室です。病院見学の際にも見落としがちな部分ですが、いかに快適に働くことができるかを左右する重要なポイントになるのでご紹介します。
就職前にチェックしておきたいポイント!
看護師が就職、そして転職をするときには、事前に病院見学をすることが少なくありません。その時、病棟の雰囲気をつかめるように、ナースステーションや病室、廊下やトイレといったところを案内されるでしょう。
これまでに転職経験のある私が、就職する前にここをチェックしておけばよかったなあと後悔したことがあります。それが看護師の休憩室です。病院見学の際には、休憩室を見せてくれるところもあれば、見せてくれないところもあります。しかし就職、転職して快適に働くためには、看護師の休憩室をチェックしておくことは大切です。そこで今回は、看護師の休憩室のチェックしたい部分をご紹介していきます。
休憩室の設備は兼ねそろえているか?
看護師の休憩室というのは、ナースステーションの奥に本棚やロッカー、仕切りなどで設けられたところもあります。また看護師の休憩室として流しがあり、テレビ、冷蔵庫などもあり、休憩室として独立してつくられているところもあります。反対に昔の診察室や病室などを休憩室として代用しているところもあります。
看護師は体力を使う仕事です。そのため仕事の合間の休憩は、とても重要です。
また時間が不規則である看護師にとっては、テレビや冷蔵庫といった設備はとても重要です。最低限ほしいのは、冷蔵庫とポットですね。そのため看護師の休憩室をチェックする時には、休憩室としての設備は十分かどうかということをチェックすることが重要です。
また2交代制の勤務の病院では、休憩室と仮眠室が同じか別かをチェックすることも大切です。
病院の中には、休憩室と仮眠室は別に設けているところがあります。休憩室はあくまで短時間で休憩できるところとして椅子やテーブル、そしてソファーなどが設置してあり、仮眠室は2交代制の間に2~3時間仮眠できるようにベットや布団が用意されているところもあるのです。
しかしながら、そのような部屋を準備できない場合は、休憩室の椅子をつなげて仮眠をとるというところもあります。2交代という長い勤務をこなす看護師の休憩を左右する部屋なので、ゆっくり休憩や仮眠ができるところがあるのか、就職前にチェックしておくことが重要です。
広さは十分あるか?
看護師の休憩室というところは看護師だけが利用するところもあれば、看護助手が一緒に利用するところもあります。みんな交代制で休憩を取りますが、時には休憩時間が重なってしまう!ということもありますね。看護師の休憩室が、狭い場合、数人が座ればもう一杯ということにもなりかねません。
そんな時、迷惑をこうむるのが入職して間もない看護師なのです。
もう座るところがなければ、新しい看護師が立ち上がって、早く休憩を切り上げるしかありません。勤務時間内の休憩は、当然の権利なのですが、やはり狭い休憩室だとゆっくりも休んでいられませんし、気を使うので早く休憩を切り上げるしかないのです。
しかしもしも十分な広さの看護師の休憩室があれば問題ないのではないでしょうか。また看護師だけが利用する休憩室であれば、お互いの仕事の流れを見ながら交代で休憩をとるのでそれほど混雑することはありません。
また狭い部屋の休憩は、閉塞感がある、窮屈感があるので全く休憩することができないと休憩を取らない看護師もいます。休憩をとるかとらないかということは、その人の仕事の進み具合にも左右されることですが、毎日休憩もとらずに働き続けるのは簡単ではありません。
以上のことを踏まえて、病院見学の際には、看護師の休憩室の広さをチェックすることも大切です。
職員の食堂があれば休憩室に不満があっても何とかなる
休憩室を事前にチェックすることができて、ここはちょっと嫌かなと思うことがあった場合、また事前にチェックをすることができず就職後に後悔をした場合でも、職員の食堂があれば何とかなる場合もあります。
もしも休憩室でゆっくりとくつろぐことができないなあという場合や、閉塞感もあるし、話にも付き合ってられないと思った時には、職員食堂で食事をとって、そのまま休憩をすればいいのです。同僚と話をするのもよし、スマホで時間をつぶすのもよし、だれにも干渉されず休憩をすることができます。
ただ夜は利用できないことがほとんどなので、その場合は、休憩室を利用するしかありません。
最終的な手段は車で休憩
もしも車通勤をしている人なら、車で休憩という手段もあります。自分の車の中ならだれに干渉されることもありません。また仮眠をとるのも静かな環境で快適にとることがいるのではないでしょうか。
ただし、休憩時間内に病棟から出るのは禁止としているところもあります。
そのため車通勤をしていても、自分の車に戻れないという場合もあるのです。また車の駐車場が少し離れた場所なので、休憩中に車に移動することができないということもありますね。
最も車通勤をしていない人は、そのような休憩をする環境を作り出せないので、ちょっと不公平になりますね。
ただ、これまで転職を経験してきた私が感じることは、もしも何も移動に制限がなく上司の許可がある場合は、車での休憩もありということです。
特に男性看護師、喫煙看護師、さらに昼食後には昼寝をしたいという看護師は、車に移動して休憩することが多いと感じます。人それぞれ仕事の間の貴重な時間なので、短時間でも快適に過ごせる方法を考えることが重要であるといえます。
まとめ
いかがでしたか?就職前に見ておきたいけれど、見落としがちな看護師の休憩室についてご紹介しました。仕事の間の休憩の過ごし方も仕事を左右する要因の一つです。そのため、ここで働く看護師は、どのように休憩をとっているかということをチェックすることは重要なのです。参考にしてみてください。
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