看護師として再就職!仕事だけではない、営業も必要とされる訪問看護師の仕事

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#582 2019/02/07UP
看護師として再就職!仕事だけではない、営業も必要とされる訪問看護師の仕事
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現在訪問看護師として勤務しています。病棟看護師とは違うことも多く戸惑うことも。そんなことの1つに、訪問看護師の営業活動があります。研修で名刺を配る、名前を売るといった営業も必要な訪問看護師についてご紹介します。

潜在看護師から訪問看護師になった私

病棟看護師の経験をえて、第2子の出産を機に潜在看護師になった私ですが、幼稚園に入る時期に転職活動をして訪問看護師として看護師復帰を果たしました。はじめは、在宅、訪問といった病棟とは違う環境で働くことに精いっぱいで、あまり周りが見えていませんでした。しかし最近になって、訪問看護師の仕事がより見えてきたような気がしています。

その中でもびっくりしたのが訪問看護師は営業活動が必要であると所長から言われたこと。何故営業が必要なのか?どんなことをするのか?ということについて紹介していきたいと思います。

訪問看護師における営業とは?

営業といっても、病院に行って患者を紹介してくださいと飛び込み営業するわけではありません。また訪問看護利用者になりそうな人を積極的に探すわけでもありません。ただ訪問看護の名前を売ることのできる場に行って、事業所を知ってもらう…そのような営業が必要になるのです。

例えば、研修には積極的に参加して、ほかの事業所や医師などと顔をつなぐということは大切なステップの1つです。また病院の夏祭りやお披露目会などがあれば顔を出して、御挨拶をしておくといったことも1つです。

また訪問看護を利用するかどうかわからないという人でも紹介があれば、親身に相談にのるということも事業所の評判に関わることなので重要だと捉えて接するようにしています。

営業活動に必要なもの

上記で紹介した営業は、仕事をしていたら必ず接することでもあります。そのためいつでも営業できるように意識しておくことは重要です。またわたしたち訪問看護師は、常に名刺を持ち歩いています。もしもほかの多職種の人とかかわった時には名刺を渡しますし、患者さんにも渡すこともあります。そうやって、事業所の名前を知ってもらうのですね。

病棟看護師をしていたら、自分の名刺を持つということはほとんどないでしょう。ユニフォームに自分の名札をつけるといったことで名前を知らせるだけです。しかし訪問看護師は、常に名刺を持つということが病棟看護師とは大きな違いの1つだと思います。

名刺は営業活動に必要なものの1つですが、それ以前に訪問看護師には行動力も求められます。研修会なども県や市、病院などでたくさん行われるものですが、それも自分でアンテナを張っていなければ、情報は入ってきません。そのため訪問看護師は常に情報収集をしながら、そのような場に出席をする機会を探すのです。必要と思われるところに顔を出す…すぐには結果には結びつきませんが、訪問看護師にとってはとても大切な仕事の1つです。

そもそも何故営業が必要なの?

訪問看護師になる時、そのような営業について全く知識はありませんでした。また面接でもそのような話もありませんでした。もしかしたら同じ事業所で勤務する短時間の非常勤看護師は、研修などに行くこともほとんどないため、営業について意識することはほとんどないかもしれません。ただ私は、常勤として勤務する中で所長の言動を見ていて、訪問看護師には営業が必要だなと感じることが多々あるのです。

しかし何故営業が必要なのでしょうか。

訪問看護というのは、在宅で生活、治療を続ける人をサポートする看護師です。そこでは在宅診療医、訪問介護、訪問入浴など多職種の連携が重要です。ケアマネージャーを通して連携をすることもできますが、やはり顔の見える連携というのが重要だと思います。そして困った時には、こんな人がいたなと思いだしてもらえることが重要なのです。

営業をするということは言葉が適切ではないかもしれません。しかしながら、こうした地道な活動を通して訪問看護を利用する人が徐々に増えて、事業所が大きくなっていくのもまた事実なのです。

増えていくのは利用者だけではありません。

訪問看護ステーションでは、常勤換算で看護師は2.5人以上いなければいけないとされています。もしも看護師がやめたりして人数が下回ると、訪問看護ステーションの存続の危機にさらされてしまうのです。訪問看護を利用する人が路頭に迷うことのないように、小さな事業所は看護師の確保に必死です。求人の募集をしてもなかなか看護師が来ない、転職をしてきてもすぐにやめてしまうという現実もあるため、訪問看護の知名度を高めることは重要なのです。

実際に今の訪問看護ステーションでは、看護師全員子育てをしながら勤務している状態です。病棟では夜勤をすることは難しい、また夜間の待機をすることもありますが、基本昼間だけの勤務となる訪問看護の仕事は働きやすい職場でもあるのです。そのため病棟では働きにくいなと感じる看護師に選ばれる求人募集を出す訪問看護ステーションになることが重要なのです。

訪問看護師の営業も地道に続ければ良い

訪問看護師にとって営業活動が必要だということが意外に思われた人もいるのではないでしょうか。実体験としても、実際に勤務してみなければ分からなかった事の1つだと思っています。しかし今になると、営業活動を地道に続ければ、病院から地域へ帰っていく利用者にも選ばれる訪問看護ステーションになることは間違いないということが確信できます。

また今の上司が、こうした地道な努力を続けているから、ここまで訪問看護ステーションを存続することができたと思います。その点で私たちも研修に参加した時や、病院に出向いたときにしっかりとアピールすること、そして顔の見える連携作りに重点を置くことがとても重要だと思っています。

まとめ

いかがでしたか?今回はあまり人には知られていない、訪問看護師の仕事の1つ、営業について取り上げてご紹介しました。

どんな分野でもそこに特化した仕事があることがお分りいただけたのではないでしょうか。是非、訪問看護を選ぶ際には、営業の仕事もあるということを参考にしてみてください。

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