透析室の看護師は子育て中のママナースにおすすめな理由

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#574 2019/01/30UP
透析室の看護師は子育て中のママナースにおすすめな理由
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透析室と聞くと、特殊とか難しいといったイメージがあるかと思いますが、そんなことはありません。
看護師免許があれば、誰でも透析室ナースになれます!
透析室ナースは、病棟や外来とはまあ違うやりがいがありますよ。

 

透析室での看護師勤務の特徴

透析室で勤務して、10年程になります。
10年程病棟で看護師として働き、透析室のある病院へ転職しました。

面接時に自ら透析室を志望したのですが、理由としては、夜勤がないこと、勤務開始時間は早いが、終わるのも早いことです。

ただ、病院によっては夜間透析を行っているところもあり、勤務時間はそれぞれ違うと思うので、よく確認したほうがいいかと思います。転職前は夜勤のある病院で勤務していましたが、まだ子供も小さく、夜勤のある勤務に限界を感じていました。

私はいま夜間透析のある病院で働いており、22時までの遅番の勤務もしていますが、やはり夜勤とは違います。

遅番の日は午後からの出勤になるので、午前中は洗濯など家のことを済ませてから出勤します。私は幼稚園の子供がいるのですが、幼稚園行事は午前中のことがほとんどのため、あえてその日は遅番を希望することもあります。休みの日数は決まっているので、遅番の日を有効活用しています。

透析は祝日も関係なくあるので、祝日は仕事になることがほとんどですが、これも病棟勤務時代と変わらないです。看護師という仕事は盆正月関係ない仕事なので、デメリットに感じたことはありません。

ただ、透析室は必ず日曜日が休みなので、これはメリットでした。病棟勤務時代は、日曜日の休みは月に1回だけ、とかは当たり前だったので。平日休みもあり、日曜日も必ず休めるという勤務形態は、私にとってはメリットが大きいです。

透析と聞くと難しく感じると思いますが、きちんと1から指導していただき、不安はなかったです。

機械操作、シャントへの穿刺など、今までの看護師業務とは違う業務がありますが、指導マニュアルがきちんとあり、透析はまったくの未経験でしたが、1ヶ月程で一人立ちし勤務することができました。

どこの透析室にも、きちんとした指導システムが整っていると思います。

透析患者は年々増えており、透析室の募集、求人はわりとあるのではないかと思います。透析室には臨床工学士もいるのですが、私の勤務している透析室では、看護師も技士もほぼ同じ仕事内容です。

もちろん、技士の専門的な仕事は別です。

回路組み、プライミング、体重測定、記録、バイタル測定、穿刺、開始作業、返血など…技士も看護師もこの作業は変わらずしています。

病院によっては、穿刺は技士だけ、または看護婦だけ、など、いろいろあるようです。

病棟と違い残業もなく定時で終わるので、子育て中のママナースも多いですよ!透析時間は決まっているため、患者さんは決まった時間の透析を受けて帰るので、残業になることはないです。勤務時間通りに仕事が終わるのは、子育て中のママにとっては大きなメリットですよね。

透析患者と聞くと、気難しいイメージのある方もいるかと思います。

ただ、どんな病棟でも外来でもそうなのですが、やはり信頼関係が重要だと思います。
新人ナースが最初は信頼がないのは仕方ないこと。少しずつ、患者さんのさんとの信頼関係を積み重ねていくしかないと思います。

透析を患者さんは、一生透析を続けていかなければならないわけで、その分私たちナースに知識を求めてくるのは当然のことです。穿刺でも、シャントは代わりがなく、失敗なく穿刺されたいと思うのは当然のことで、技術ももちろん求められます。

最初からできないことは、もちろん患者さんもわかってくれています。

だからこそ、勉強をしていかなければならないのです。

それは、どの科のナースにも共通していることで、決して透析室だけが特殊なわけではないです。だから、必要以上にイメージだけで透析室や透析患者さんを敬遠しないでもらえたら…と思います。

私自身、なんの透析の知識も経験もなく配属されましたが、10年近く勤務し、いまではすっかりベテランの域です。患者さんに、穿刺で指名していただくこともあります。

本来はスタッフの指名はあまり好ましくないことですが、タイミングが合えば…と指名を受けることもあります。(うちの透析室は入室順の穿刺なので、まさにどのスタッフが来るかはタイミングなのです)

勤務の時間だけ見て透析室を希望したというと、みなさん驚きますが、夜勤がないので…と志望してくるママナースもいます。透析室は血液を扱うため、病院によって呼び名は違うと思いますが、透析室手当て、危険手当てが付いています。

夜勤手当てに比べると微々たるものですが、日勤の勤務としては割高だと思います。私は同じ院内で外来、透析室を経験しましたが、同じ日勤のみの仕事でも、透析室のほうが数万円給料は高かったです。

透析室の募集・求人を見かけたときはぜひチャレンジしてもらいたいと思います。
向き、不向きはあるかもしれませんが、それはどの科でもあること。

看護師は経験が重要なので、もし透析室が合わなくて辞めることになっても、その経験が活かせることがあると思います。

私のように、なんだかんだで長年働いてるというナースも多いので、イメージだけで選択肢から外すともったいないと、声を大にして言いたいです。

もちろん、最初の頃は穿刺がうまくいかない、患者さんからの信頼が得られず、なにもわからない看護師が偉そうに、と言われたこともありました。

ただ、何度も言うようですが、それはどこで看護師として働いても同じことなのです。看護師として、働く以上、ずっと学んでいかなければならないことは当然のことです。透析室に限ったことではありません。

初めはこんなに長く透析室で勤務することになるとは思いませんでしたが、いまではすっかり透析室が大好きです!

まとめ

透析室というと、特殊であるというイメージだけでが強く、他の科と比べてなかなか新しい人が来ないです…。

しかし、時間的にも透析室ナースは子育て中のママにオススメできると思います!
もちろん、独身の方も、いろんな経験をすることは看護師にとって大切なことなので、敬遠せず透析室を経験してみてほしいと思います。

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