ママナースは育児と仕事のバランスが大事です。就職・転職サイトからの提案で、適職に出会いました。私が体験したことをご紹介します。
ママナースのワークライフバランス
看護師として働いて12年になります。現在は、子育てに重きを置きながら、
細々と看護師を続けています。私は下の子が3歳になった頃に、就職・転職サイトに登録しました。そこで健診業務のお仕事に出会いました。
- 就職・転職サイトて何をしてくれるの?
- 健診業務の面接は?
- 健診業務内容は?
- 健診てどんな人がくるの?
など、健診業務に興味がある人に何かの参考になりますように。私が体験したことをご紹介します。
就職・転職サイトとは?
私は看護師が好きです。子育ての間、看護師に戻りたいとずーっと思っていました。
けれど、3人の子育てはなかなか忙しく、フルでの勤務は私には無理でした。そこで私がしたのは、就職・転職サイトへの登録でした。
まず連絡先やアドレス、簡単な希望の働き方を登録するだけ。すると後日連絡がきました。担当の方はとても丁寧で、電話で私の希望する勤務体制や勤務時間など、聞き取りをしてくれました。関係が出来るまで、ある程度じっくりおはなしをしました。その日は聞き取りで一旦電話を終了。するとまた別日、希望に合いそうな仕事を何件が見つけて、いろいろ提案していただきました。
面接を受ける日程まで、仲介をしていただき、何件か面接をうけました。そのうちの1つに健診業務のお仕事がありました。勤務時間は12時半から、14時半時まで。前後の準備や移動時間を合わせると、正味3時間弱の拘束時間です。
これなら、子供達が学校や幼稚園の間にできる!そう思って、お仕事させていただいてすでに5年になります。
健診業務の面接はどんなことを聞かれる?
丁寧に記入した履歴書、看護師免許のコピーを持参し、スーツを着て髪の毛を束ね、久々にヒールの靴を履きました。
履歴書に沿って、質問に答えていくように面接は行われました。一番気をつけて聞かれたのは、子供達が発熱した時の対応の仕方、見てくれる人がいるか?や夏休みなどの長期休暇の時の子供達はどうするか?など先方も突然の休みは困るので、出来るだけ出勤日は出勤してもらいたい旨を説明されました。
実家がちかいので、何かあれば預けれることや子供達もある程度大きいので、お家で留守番ができるので大丈夫です、と答えました。後日、採用の連絡があり、無事健診業務で働くことになりました。
健診業務の内容について
私の働いている健診は特定健診と呼ばれる、国民保険の方が対象となる健診です。40代から受診でき、だいたい60代の方から70代の方が多くこられます。
健診は地域に根付いた場所で、集会所か公民館の一室をお借りし、そこに会場を設営して行います。一年の予定表は、年度始めに決まっており、毎回5人しか来ないような山奥にある田舎の集会所にも行かせてもらっています。
健診内容は、まず、問診、採尿、身長体重、BMI、腹囲測定 血液検査、診察、心電図、眼底検査、レントゲン撮影。
それぞれに看護師がおり、その都度世間話のような、悩み事相談のような健康相談も行い、接遇に気をつけながら、笑顔で働いています。
健診にはどんな人が来る?看護師の役割とは
病院での勤務に比べたら、看護師の重要性は少し違います。継続看護ができる病院の病棟と違って、健診は一期一会。病気で入院してこられる患者さんと違い、日常に気をつけながら、さらに元気に生活しようとされている方がこられます。なので、患者さんではなく、受診者さんとよんでいます。
日常の中のひと時のお付き合いになるので、受診者さんがまた日常に早く戻れるように、迅速に対応するのも大切な仕事の一つです。医師のお昼からの外来の関係もあるので、診察までが長引かないように気をつけながら、受診者さんに声かけや誘導をし、周りを見通す力を要します。
一番、注意をしているのは採血です。病院に全く行ったことがない、と元気に話すおじいさん。採血後の止血が足りず、ポタポタと血を流しながら歩いていることもしばしば。その方のパーソナルデータはまるでないので、短い間に色々な情報収集をしています。採血で気分が悪くなったことはないか?アルコール消毒でかぶれたことはないか?抗凝固剤の内服はしていないか?など、サーッと話を聞きながら、採血の準備をしていきます。また、採血に慣れていない方もよくこられるので、今から血を採る検査であること、針を刺したので、その後出血しやすいこと、しっかり5分は押さえておかないと血がとまらないことなど、特にお年寄りには、ゆっくり丁寧に指導していきます。
また、血圧の高い方がよく来られます、医療機関ではないので、内服の管理や医療の指示はできませんが、自然な会話の中で、薬の飲み忘れがなかったか、食事は塩分に気をつけているかなど、少しだけでもアドバイスをさせていただいています。
その他に、名前の呼び間違いや検体の氏名の確認も細心の注意をはらっています。
最後に!健診業務の役割とは
生死をあつかう病院と比べると、健診業務の看護師の役割は雲泥の差があります。重大な失敗を起こすこともなく、生死を分けるような一刻を争うことはありません。そういった意味でも看護師に起こるストレスは少なく、働きやすい職場です。
また、時間もきっちり決まっているので残業もなく、子育てシーズンのママナースには適した業務内容です。
市民の皆様の生活習慣病の予防、疾病の早期発見、早期治療に向けて、私が出来ることは微力ではありますが、与えられたお仕事を毎回丁寧にこなすことで今のところやりがいを感じています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
就職・転職サイトを上手に利用すれば、子育てを中心にしたママナースにも適した仕事はあります。
ご自身に合った業務体制や時間、お仕事の回数など、いろいろ提案してもらい、実際に現場を見たり、雰囲気を知ることも大事です。まずは、どんな仕事があるのかをしり、情報を集めてみてください。今の環境に適したお仕事に出会えますように!応援しています。
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