イメージがつきにくい?特別養護老人ホームでの看護とは

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#512 2018/11/29UP
イメージがつきにくい?特別養護老人ホームでの看護とは
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聞いたことはあるけど、どんな職場なの?特別養護老人ホームで看護師に求められる役割とは?イメージがつきにくい特養の現場の実際についてお伝えし、転職に関するアドバイスをお届けします。夜勤なし、急患なし。比較的のんびりとした雰囲気の中で、やりがいもある特養での看護を実践してみませんか?
  

特別養護老人ホームとは?

そもそも、特別養護老人ホーム(以下特養)とはどのような場所なのでしょうか。
簡単に言うと、「自宅で生活することが困難になった高齢者が、介護保険を活用して最期まで暮らす場所」です。

よく聞く「有料老人ホーム」などとの大きな違いは、生活費のほとんどを「自分のお金」で暮らすか、「介護保険を活用」して暮らすかにあります。

「有料老人ホーム」は「自分のお金」で暮らす民間運営の施設です。ざっくり言うと、「手厚い介護のある賃貸マンション」といったところです。生活費はそれなりにかかりますが、手厚い民間独自のサービスを受けることができます。

一方、「特養」は、「介護保険を活用」して暮らす公的な施設です。月々の生活費は平均10~14万で、年金のみでもやりくりができる程度に設定されています。その分、経済的な事情や、重度の疾患を抱え、より介護が必要な状態で暮らしている方が多い場所となります。

また、特養は「終の棲家」と称されることもあります。入居に至る高齢者の方々の多くは、住所を特養に移し、人生の最期を迎える生活の場として特養に入居されます。このようなことから、私は特養を「様々な困難を抱え、立ち向かってきた高齢者の方々が、最期に安らぎ、生を全うする場所」であると思っています。また、そのような場所であるべきだと考えています。

特別養護老人ホームはどんな職場?

特養で働く職員の中で、その大半を占めるのは「介護職員」です。特養の看護師数は、介護職員数の1割程度です。そのため、看護師同士の連携はもちろん、他職種との連携がより求められる職場になります。チームでケアを届けていくために、様々な試行錯誤と工夫が必要な分、チームで連携・協働していくことについて、多くのことを学べる職場です。

また、多くの疾患を抱え、介護が必要となった高齢者の方々を、最期まで看る職場です。なので、全身の状態をアセスメントできる幅広い知識が求められる職場でもあります。
加えて、多くの特養では医師が常駐していませんので、入居中の高齢者に異変があった場合、医師に繋ぐ必要性や病院への通院の必要性について判断する力が求められる職場でもあります。また、そこにやりがいを感じることの多い職場でもあります。

一方で、特養の高齢者は慢性的な経過をたどりながら生活する方がほとんどです。病院ほどの慌ただしさはなく、のんびりとした雰囲気の中で、人生の大先輩である高齢者の方々と語り合う機会も多い職場です。人とのふれ合いを大切にしている看護師の方にとっては、ベストな職場であると思います。また、夜勤がない職場も多く、身体介護を実施する場面も少ないので、身体の負担が少ない職場の一つです。

特別養護老人ホームでの看護師の役割とは?

特養での看護師の大きな役割は「健康管理」です。ただ、病院とは異なり、「治す」というよりは、「できるだけ悪化させず、苦しくないようにする」ための健康管理だと思っています。具体的には、服薬管理、排便コントロール、疾患の悪化予防と早期発見、治療の必要性の判断などがあります。

また、特養において看護師の数は、入居者100名に対して、平均3~6人程度しかいません。なので、健康管理を行うために、他職種と連携していくことが重要になります。入居者の「いつもの状態」をよく知っているのは介護職員の方々ですので、「異変」を感じてもらい、看護師に報告してもらえるような環境を創っていくことが、役割にあげられます。

また、特養は高齢者の方々が最期の時を「生活」している場でもあります。なので、高齢者の方々が「苦しくなく、より良く暮らす」ために、健康保持に繋がるレクリエーションや、排泄、入浴、食事、清潔などといった生活動作に対してもアプローチが必要になります。

特別養護老人ホームへの転職時のポイント

転職にあたってのポイントは以下の4つです。また、募集に応募する際は、必ず候補の特養に見学に行くことをオススメします。

①夜勤の有無

特養は、看護師の夜勤が義務化されていません。なので、施設によって看護師の夜勤の有無は様々です。夜勤があるかどうかで給料体系も変わってくるので、必ず確認するようにしましょう。また、夜勤がない施設の場合、オンコール体制がしかれている場合があります。手当はつきますが、オンコールの頻度や内容についても確認するようにしましょう。

②看護師の常勤の数

看護師の人数が少ない特養では、常勤の看護師数が少なく、非常勤の割合が多い場合、少ない常勤看護師に負担が多くかかる場合があります。常勤看護師の人数や、常勤と非常勤の役割の違いについても確認するようにしましょう。常勤看護師を何名も募集している特養は、注意が必要です。

③高齢者の顔つき

施設見学の際、入居者の方々の顔つきをよく見るようにしましょう。高齢者の方々は、自分の身を預ける職員のことをよく見ています。入居者の方々に笑顔が見られる施設は、良いケアが届いている何よりの証拠になります。

④看護師、介護職員の言動

のんびりとした雰囲気の中でも、介護を必要とする高齢者の方々が多いため、業務量は多く、忙しいことも多々あります。そのような中で、職員が声を荒げるような職場は、何かしらの問題を抱えている可能性があります。また、職員に笑顔が見られる職場は、その笑顔が高齢者の方々にも伝わり、良い関係性の中でケアを行っていることが多いです。ですので、実際に見学に行って、職員の様子もみておくことをオススメします。

まとめ

比較的なじみの薄いと思われる、特別養護老人ホームという職場について、紹介させていただきました。「治療」というよりは、「健康的な生活」を支える看護が実践できる職場です。また、転職時のポイントを4つの項目で紹介しています。特養は、全体の職員数に対して看護師の数は少ないですが、その分、医療的な判断やチーム連携について、やりがいを感じたり、多くの学びを得られる職場です。是非、転職先を検討する際に参考にしてみてください。

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