福祉の仕事に転職・就職を考えている人の心構え・目標

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#460 2018/10/08UP
福祉の仕事に転職・就職を考えている人の心構え・目標
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福祉施設や介護施設へこれから転職・就職を希望される皆さんに現場の状況と働く上での心構えや目標をアドバイスできたらと思います。

福祉業界の現状について

昨今、さまざまな業種で人員不足が叫ばれている中、その筆頭に必ず名前が挙げられるのが介護職などの福祉関係で働く者の人員不足です。一時、日本全体が不況に陥っていた時は働き口がなく、なかなか仕事を見つけることが出来なかった時代もありましたが、その頃は福祉関係の仕事はこれから成長分野ということもあり、新しい施設の増加や要介護者の増加により、需要と供給のバランスが取れ多くの雇用を生み出しておりました。それもつい数年前のことでした。ただ現在はそんな状況も一変してしまいました。やや悲観的なことも書かざるを得ない状況ではありますが、これから福祉関係の職に転職・就職を希望されている方に少しでも現場の状況などを伝え今後何かの役に立てればと思います。

現場の状況について

福祉関係の仕事と言ってもさまざまな分野があり、高齢者施設や障がい者施設、児童施設などの入所系や自宅に行って介護する訪問系のサービスなどがあり、また勤務している職員も介護職員はもちろんのこと施設相談員やケアマネージャー、看護師、理学療法士など働き手の職種もそれぞれの施設にも色々な業種の人が協力して勤務しております。私は高齢者施設での勤務が長く、ここでは高齢者施設での現状を中心にお話しますが、おおまかにはどの分野も同じような現状と思っていただいてよいかと思います。

福祉関係の現場での現状としてはとにかく人員不足で、働き手を探すのに必死ということです。これはかなり深刻と言い切ってもいいくらいです。今までは介護福祉士などの有資格者でなければなかなか採用されませんでしたが、現状はそんなことも言ってられず、求人の応募が来た順に採用しております。もちろん年配の方だったり、無資格であっても採用します。それでも来るだけラッキーな状態です。新卒なども少なくなり、専門学校をでても一人でも採用が出来るかどうかという状況であり、現在は全く介護とは関係の無い高卒にまで募集をしております。
現状はこのようは状況であり以前に比べ職員の技術や質は低下しているのが誰しもが想像に難くないと思われ、それに伴い既存で働いている職員の負担は増し、結果的にその負担に耐えれず離職者が増えるという悪循環になっております。

これから福祉の仕事で求められる人材

現状はかなり悲惨なものとなりつつありますが、それでも困っている人がいる限りこの仕事は簡単にやめることができない仕事でもあります。またギリギリの所で今働いている職員が自己犠牲を払って支えております。正直この仕事は人の不幸で自分たちがそれを支え食べさせてもらう仕事であり、もともと儲けようと考えたり、収入を一杯得ようとする仕事では根本的にはありません。逆に一昔前はなんとなく仕事が無いから介護に行こうかなという安易な転職が多く、そんな思いつきで簡単に勤まるような仕事でないと私は思います。結果的にはそういった心の持ちようの方は離れていき、介護は厳しいという流れができていったのは自然な流れであり、むしろ今後にとっては良い転換期になっているのではないかと思います。現在はその転換期の真っ只中でありますが、今現在残っている職員や今後入ってくる人は、厳しいことは承知の上で、それでも困っている人を助けたいと強く思える人材で、自己犠牲を払ってでも役に立ちたいという人が残っていくのでこれからは現場の雰囲気も良くなり、良いサービスが出来る期待が持てると思います。これから福祉の仕事に就きたいと考えている方は今は転換期だと思って辛いこともあるかと思いますが今後はきっと良くなっていくと思うのでその一役を担って欲しいと思います。

まとめ

昨今福祉関係の仕事は厳しいと言われておりますが、現在は福祉の現場も転換期を迎えており、今後福祉の仕事に就きたいと思う方はこれから良くしていく為の一役を担って欲しいと思います。

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