看護の新卒で救急配属はありか、なしか?

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#407 2018/08/16UP
看護の新卒で救急配属はありか、なしか?
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看護学生さんから「救急志望なんです!」と聞くことがよくあります。
新卒で救急をとらない病院もあれば、新卒で救急に配属する病院もあり、新卒での救急がこれからの経験にどう左右するのかメリット、デメリット踏まえて紹介していきたいと思います。
新卒で救急に入り働いている経験をもとにまとめていきます。

急変には強くなる?!

救急と言えば、急変した患者さんを緊急で対応するイメージが強いと思います。ドラマの影響もあり、すばやく医師とともに処置していく姿はかっこいいですよね。心停止や、危機的状況にあった患者さんが元気になって地域へ戻っていく姿は感動を覚えます。
実際に救急外来、救急病棟は一般病棟より急変率が高いと思います。私も実際に何度も急変に遭遇しています。そのため日頃から急変対応の勉強会も多いですし、実際に対応も求められます。急変しそうな患者さんへのアセスメント能力や対応できる知識と技術は、身につきやすいです。
しかし反面、とにかく忙しいです。情報をとるにも患者さんの入れ替わりも激しいですし、何と言っても状態の変化も目まぐるしいので、テキパキ動くのが苦手だと感じる方は難しい科なのかもしれません。
私も実際、のんびりした性格だったので、慣れるまでは大変でした。

幅広い科への対応ができる

救急は科が決まっていません。そのため脳、循環器、呼吸器、整形など様々な科を学ぶことができます。また超急性期であるため呼吸器や、ドレーン管理、モニター管理などの知識や様々な技術を学ぶことができます。そしていずれかくるであろう部署移動の時に、「全く知らない科に配属されてしまった!どうしよう?!」ということは少ないことが予想されます。
しかしデメリットとしては、幅広いからこそ浅い知識になりがちではあります。私が勉強不足なだけという可能性も無きにしも非ずですが、やはり科が決まっている一般病棟の看護師の方は知識が深いな、と感じることが多々あります。これは勉学に励むのみで改善できる点ではありますが、大きな差だなと感じています。
そして何と言っても救急は勉強量が膨大です。色んな疾患を毎日みて、毎日が新しいことだらけです。難病など初めましての疾患も多く、働いてきて数年経ちますが、まだまだ知らないことだらけだと痛感します。
患者さんの入れ替わりも激しいため、就職して1年目は勉強しても学ぶことは沢山あり、毎日寝不足でした。

看護が感じにくい?!

これは私の同期の中でもよく話題になります。すこし慣れてきた2、3年目の頃に「私看護してないんじゃないか。医師の治療ばっかりを手伝っている感じがする」と、私自身よく疑問に思いました。そして今でも時々思ってしまうことがあり、逆に指導をする側になった今も、よく後輩看護師から相談を受けることもしばしばあります。
もちろん救急の中にも看護はあります。救急看護とよばれる分野が確立しています。超急性期で患者さんと家族さんがパニックになっている時に関わる看護師はとても重要な役割となってきます。もちろん急性期や慢性期との関わり方もアプローチの方法も違います。そのため難しさも感じますが、面白さを感じることもあります。
しかし一般病棟に比べて看護が感じにくい場であることは間違いありません。私の病院では救急の在日数は9日程度です。毎日出勤するわけでもなくシフト制であり、その患者さんを必ず毎回見るわけではないとなると、なかなか長期で関わることは困難です。また退院に関わることもほぼないといえるため、患者さんが元気になって「ありがとう」と言って帰っていく姿を見ることはできません。つまり患者さんが治癒していく過程を見ることは、ほぼありません。そのため「私は看護師として何かしたんだろうか?治療を手伝っただけで何もしていない気がする」とやりがいを感じられず、辞めていく看護師も多いです。
たしかに長年働いてきて、なかなか自分の行った看護を評価できる場面は救急は少ないと思います。

一命を取り留めることにやりがいを感じる看護師は救急は向いていると思いますが、患者さんの変化を感じて介入していくことにやりがいを感じる看護師は、看護を見出すのが難しい科なのかもしれません。
実際に転職して救急に入って来られた方や、一般病棟から移動されてきた方の看護への考え方を聞くと圧倒されることもしばしばあります。どうしても救命を優先しがちになるため、患者さん一人一人の個別性を考えたりすることは後回しになることも多いです。そのため看護の基礎を学ぶという点では、新卒から一般病棟でじっくり関わるのもありなのかな、と思ったりもします。
しかし何度も言いますが、救急看護はあります。看護師しか見えない視点は救急でも活躍します。これを見出した時にはじめて救急看護師としてやりがいを感じ始めるかもしれませんね。

癌の分野に弱い

救急に癌が主でくる人は滅多にいません。私が経験してきた中では体調不良を訴えてきた人が、調べてみたら実は癌が見つかったなどぐらいです。そういった方は精密検査をするために、次回外来受診となるため帰宅になることが多いです。また入院になったとしても、すぐに一般病棟に行きます。
救急で多いのは脳卒中や心筋梗塞、大動脈解離などのよく耳にする疾患と、交通事故。そして薬物中毒、自殺企図、泥酔などですね。私が勤めている救急は一次救急から三次救急まで受け入れしているため、本当に様々な疾患が来ますが、やっぱり癌そのものの治療で救急に来る方は滅多にいません。

既往に癌があったり、抗がん剤の副作用で状態が悪化して救急に来る方はいますが、癌そのものも治療は救急ではしません。そのため、癌の治療については自ら勉強しようと思わないと学べない科ではあります。

まとめ

簡単にですが、救急について知って頂けたら幸いです。メリット、デメリットはどこの部署でもあります。救急のメリットとデメリットを踏まえて、救急看護がしたい方はぜひ挑戦してみてください。

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