諦めないで!自分の居場所はきっと見つかる

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#403 2018/08/12UP
諦めないで!自分の居場所はきっと見つかる
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同じ診療科に通う者同士だから分かり合えることはあり、病院が運営する介護施設では元患者も多く働いています。そんな経験をご紹介します。

営業から介護施設での勤務

私が介護施設で働くようになったのは40歳になってから、それまでは大学を卒業してから20年近く不動産屋で営業の仕事をしていました。私が不動産屋で勤め始めた時にはバブル景気は終わっていましたが、他の業種と比べれば給料は良く、週休2日で働くことが出来ました。

しかし、その後、日本経済は失われた20年と言われるように経済の停滞が続き、営業ノルマを達成することにストレス、そしてうつを感じ離職をしました。離職した時には転職する気が起こらず、治療に訪れたのが入院施設のある精神科病院、その病院には不安障害・アルコール中毒・認知症など様々な方が治療に訪れており、仕事へ復帰するために病院敷地内にある介護施設で試験的に働く方もいました。

精神科は主に心の病気を治しますが、専門医でさえ心が何処にあるのか分かっていないため、精神科での治療は長期スパンになることは珍しくなく、私も失業手当てを頂きながら通院をしていました。症状が徐々に改善して医師に勧められたのが介護施設で働くこと、当初はボランティアに近く、自信が付けば時給で働くアルバイトに、真面目に働き施設の職員さんからの信頼も得られた私は正社員で雇用されることになりました。

どこの介護施設も介護士の確保に悩まされていますが、病院が運営する介護施設は元患者が多く働いているため、人材に困ることはありません。40代を過ぎると就職口は限られ、以前のような待遇で働くことは困難になります。精神科病院に通院歴があると、世間では犯罪者扱いされる風潮があり、

人材確保が困難な介護施設と就職が困難な者とでは相思相愛の仲、再発の恐れがある元患者としては、近くに病気のことを理解してくれている職員がいることは非常に心強いです。世間では犯罪者扱いされる精神障害者、その者でも働けるのが介護施設の現状、そのため他では採用が困難な方も介護施設では働いています。雇う側としてはトラブルになる恐れがある方は採用したくないのですが、法律で決められた人材を確保できないと、事業の停止などの処分を受けるため、雇う側としては望まない人材も採用しなくてはなりません。

トラブルを避けるには大手の介護施設がベスト、給料も他の介護施設に比べ良く、人材も豊富なため休みも取り易いです。次は精神科など病院が運営する介護施設、医療従事者が豊富だと介護士の精神的負担は軽減されます。介護施設で働くのに一番相応しくないのは、ヤル気があれば務まるという根拠のない自信です。

保育施設と介護施設は似たような職種ですが、保育施設は利用者の成長と共に手間が掛かることは徐々に軽減されますが、介護施設は時間と共に認知症の症状は確実に進行するため介護士の負担は増えます。また、介護施設は看取る場合もあり、ヤル気だけで介護を続けることは困難、介護現場ではヤル気が無くなって突如辞めてしまう方を多く見ています。介護の世界に興味を持たれることは、働いている者としては嬉しいですが、他に勤める所がないから仕方なく働くほど甘い世界ではありません。
 

まとめ

働く自信が無くなって精神科に通う者もいますが、生活保護を受けなくても、病院が運営する介護施設であれば、病気に理解のある方に見守られながら働くことが出来、人材確実が困難な介護施設にとってもメリットになります。

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