介護保険施設(特養)からの転職の現状は?

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#365 2018/07/05UP
介護保険施設(特養)からの転職の現状は?
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介護福祉士や社会福祉士の方が転職(スキルアップなど)する場合の職場選びについて注意するポイントをお伝えします。

相談の対応をしていた20代

私は福祉系大学卒業後と同時に社会福祉士の国家資格を取得し、介護保険老人福祉施設(特養)に相談員として就職しました。相談職に就くにあたり現場の状況や基礎知識が必要なため半年程度は介護現場で実際に高齢者の介護業務に従事し、月4回程度の夜勤業務も行っていました。その後に相談業務に従事し、入所されている方々の相談や、これから入所を検討している方々の相談、関係医療機関や施設からの受け入れ相談などの対応をしていました。

実際に相談業務を行う上で専門資格の必要性を感じ就職から3年経過した後に介護福祉士の国家資格を受験し合格することができました。それからはデイサービスセンターに部署を移し、現場での介護業務と相談業務を兼務しながら3年程度勤務を続けていました。

当時、私は28歳で将来的なことも考え始めるようになっていました。介護福祉士としての介護業務は高齢者の方々を抱き上げたりするなど身体的負担が大きな仕事で、自分が40代や50代になった時に同じ業務内容をこなせるかと考えた時、年齢的に同じ業務を継続していくことは疲労の蓄積や身体負担も考え難しいのではないかと考え始めました。

加えて、自分の倍以上の経歴を持つ方々と給料の話になった時に1万円程度しか差がないことを聞かされ将来の見通しがとても不安になり、それをきっかけに転職を考えるようになりました。他業種への転職も検討しましたが、どうせなら保有している資格や更なる資格取得に励みスキルアップとステップアップのできる職場を探を始めました。

転職を考えてからの行動

そんな時に社会福祉協議会で職員を募集しており、いろいろと調べて給与も年齢と共に上昇することや自分の資格を生かし経験を重ねることでスキルアップができると考え採用試験を受け、無事転職することができました。

そして採用通知を受けた後に待っていたのが、給与面や福利厚生面などの就労条件の確認作業でした。転職前の職場ではざっくりとした給与や福利厚生などの情報しか把握しておらず、採用先と面談を行った先に就職して初め給与表を目にしたのです。今から思えばその給与表の中身をしっかりと確認し、将来的な給与の上昇率などまで確認する必要があったと思いますが、当時はそういったことに無頓着だったためそのままの流れにただ従うだけでした。

転職後に給与などを確認した際には全職場より手取り額が少なくびっくりして確認すると、経験年数の8割しか経験を認めてくれていないことがわかりました。結局、転職前の給与水準に戻るまで2年程度の時間を要することになりました。
転職する上でスキルアップややりがいの充実などは非常に重要なことだと考えますが、やはり自分の生活基盤を支えるだけの保証を確保することが必要であることを認識させられた経験でした。

まとめ

これが私の転職経験談です。給与のことや福利厚生のことなど、なかなか詳しく突っ込んで聞くことは難しいこともありますが、自分の人生を左右する大事なことだと思います。転職の際には勇気をもって自分が聞きたいことをしっかりと納得いくまで確認することが良い結果に繋がると思います。
良ければ参考にしてみてください。

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