介護の現場が人手不足になる理由とは?

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#361 2018/07/01UP
介護の現場が人手不足になる理由とは?
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介護職に就職して感じたことがあります。それは、「介護士の人手不足」です。しかも、かなり深刻問題だというのがすぐに分かりました。今回はそんな介護の転職事情についてご紹介します。

私の職場でも介護士不足で四苦八苦

実際に私が介護士として働いていた職場も、介護士不足で毎日てんやわんやでした。それは、初めて就職した職場だけではなく、転職した職場でも同じくです。「病院」「老人ホーム」「デイサービス」etc、あらゆる現場で同じことが言えると思います。

介護士の資格を持っている人数=介護士の人数ではないという現象

介護士は、資格を持っていなくても就職できる仕事です。そこに資格取得がプラスされていれば、尚更介護士として働く人材にはもってこいです。

しかし、介護資格を持っているにもかかわらず介護職を離れている人はいます。しかも「資格を持っているのに1回も就職したことがない」人もいるんです。だから、資格人数=介護士人数ではない、不思議な現象が日本には起きています。

介護士不足が起きてしまう原因とは?

どうして、このような介護士不足が起きてしまうのか?私なりに感じた意見は次の通りです。

給料が安い

介護士の仕事は、はっきり言って安月給です。未経験者の場合、15万円を下回る場合もあります。そこから、キャリアが積み重なっても、あまり大きな昇給は望めないでしょう。となれば、介護職を離れていく人が多いのも納得です。

実際、私の職場でも「この人、仕事できるのに...」という若い職員がたくさん離れていきました。

超肉体労働

介護の仕事は、アクティブな印象がないので、しっとりと働くイメージがつきものです。しかし、実際の介護職は「超」がつくほど御肉体労働!高齢者が多いとはいえ、大人を抱えたり、移動させたりetc、な仕事が多いので体力に響きます。男性の介護士はまだしも、女性の介護士の場合は、自分の身長よりも大きい高齢者をサポートすることもあるのでなおさらです。これが続くと、高齢者よりも深刻な体の壊し方をする介護士もいます。

メンタルの問題

介護の仕事は、決して綺麗な仕事ではありません。おむつを掃除したり、排泄物を掃除したりすることもありますからね。そのような職場で働くのは、精神的ダメージになることもあるんです。また、精神的ダメージとしてもっと大きいのは「高齢者の死」です。介護が必要なレベルの高齢者は、回復する見込みは少ないため、死に至ることも多いです。介護士になって初めて人の死に直面する人も多いため、それがショックでドロップアウトしてしまうケースもあります。特に、仲が良かった高齢者が亡くなった時のダメージはひとしおです。しかも、高齢者は「何年も寝たきりで生きている」人もいれば、「認知症もなく、比較的元気だったのに突然亡くなる」人もいるので、このようなショックはいつも訪れるかわかりません。こればっかりは、キャリアを積んで慣れていくしかありませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、私が感じた介護職の人手不足に触れてみました。びっくりする内容もあったかもしれませんが、実際はやりがいのある仕事です。遠慮することなく、積極的にチャレンジしてもらえたらと思います!

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