子育てがひと段落したら、看護師として復帰を考える人も少なくありません。そこで気になるのが、どれくらい働くかということ。扶養を抜けてバリバリ働く?それとも扶養の範囲で余裕を持って働く?そのような働き方を実例からご紹介します。
扶養の範囲と復帰
旦那さんが公務員や会社員といった場合、潜在看護師でいる間は、扶養家族になっているいる人がほとんどです。子育てをひと段落してまた看護師として復帰を考えた時には、扶養の範囲を超えるのか。また扶養範囲の中で働くのかということをまず決めなくてはいけません。看護師としてフルタイムでバリバリ働きたい、しかし収入や子育てのことを考えるとまずは扶養範囲の中で時間を設定して働くべきなのか?と悩む看護師も多いです。そこで今回は、私が一緒に働いたことのある看護師からその働き方をご紹介していきます。
扶養範囲で働くと、勤務時間が制限されるので物足りない
看護師は他の職業に比べて時給が高いです。就職や転職をする時にほかの職業と比べてもその差は明らかです。そのため潜在看護師から非常勤看護師として復帰するときに、扶養範囲で働くと設定してしまうと、勤務時間が制限されてしまうのです。時給の良いところで勤務すると、一日5時間で週3回しか働くことができないという場合も!
そのような働き方では、患者部屋の受け持ちを任せることが難しい場合もあるので、どうしても看護師の介助業務に回るということも少なくないのです。潜在看護師になる前に、バリバリと臨床の第一線で活躍していた人は、その制限された範囲で働くことが物足りないと感じることもあるようです。
私の同僚の中には、始めの3ヶ月はそのように非常勤で勤務していたけれど、勤務に慣れたことと、やっぱり物足りなさを感じてフルタイムに切り替えたという看護師もいます。
扶養範囲で働くと、残業手当がもらえない?
扶養範囲で働くということは、収入を一定の額で押さえなければいけないということを意味します。そのためみんな勤務時間や勤務日数を計算して勤務希望を出します。本来非常勤で勤務する場合、残務は常勤に任せて残業などせずに帰宅する人も多いのですが、責任感の強い人や、スタッフの絶対数が少ないところは、非常勤看護師であっても負担がかかることがあり残業が発生することも!
それでも常に収入の限度額を考えて勤務しているので、残業しても残業手当ももらえない!ということがあるのです。
実際に私の同僚は、とても責任感の強い人で、記録もきちんとしなければ気が済まない、とてもまじめな人だったのですね。そのため、勤務時間いっぱいは患者のために動き回る、そして勤務時間が過ぎてから記録に取り掛かる…定時が14時だったのに、いつも14時半を過ぎてもナースステーションにいるというタイプだったのです。そのお陰で師長は、14時半が定時で終了だと思っていたくらい!そんな彼女は、残業手当をもらうと扶養範囲の枠を出てしまうからと、いつもサービス残業でした。
これを見て、扶養範囲という働き方がいいのか?またその枠を超えてどんどん働くべきなのか?家庭の事情もあると思いますが、その働き方をよく考えることも大切だなあと思いました。
まとめ
看護師として働く形は、いろいろなものがあります。仕事をするなら、自分らしく?家庭と両立?収入のため?などいろいろな目的がありますが、その働き方をよく考えて決めることも大切だと思います。今回紹介した扶養範囲という働き方もその一つの形。皆さんはどう思われましたか?
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