介護士を目指している男子学生の皆さんへ

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#271 2018/04/03UP
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将来絶対に必要・重要になると言われる介護業界。昔ほどではないですが「女性の仕事」というイメージが残っています。貴重でそして必要な男性介護士の目線から見た介護の現場を紹介します。

男性介護士から見た介護の現場

私は介護の仕事を初めて8年目を迎えています。同僚の方から「前よりは増えた」とは言われますが男性の介護士は少ないです。過去に部署内で男性は私一人という状況を経験したことがあります。最初に就職した施設では移動を何度か繰り返しましたが、どの部署でも男性介護士の方は少なく勤務が一緒になると、どっか安心感すら覚えたほどでした。

男性介護士という利点

男性の介護士ということで、やはり力仕事系は任されることが多いです。私は男性の中に入ると細身で力がある方ではありませんが女性との比較では役に立つようです。また、男性というだけで気に入ってくれる利用者の方も多くいます(その逆もあるのですが・・・)。入浴介助やオムツ交換で男性を嫌がる女性利用者の方もいますのでそのあたりの配慮は必要となってきます。しかし、私の経験から女性より男性の介護士の方が利用者受けは良い場合が多いように感じます。そういった心配は必要ないと思います。

男性介護士が気を付けるべき点

まず、利用者さんを相手にした場合を書いていきます。

そもそも高齢者というのは少しの衝撃で骨折などのケガにつながってしまいます。骨折まで行くことは滅多にありません(私は経験ありません)。しかし、少し強く握ったり支えたりして程度のことでも利用者の方にアザが出来ているということは見たり聞いたりしてきました。男性介護士の側からすると何でもないことでも利用者の方からすると力が強いように感じるということみたいです。男性介護士の方は自分の力は思っている以上に強いということを頭に入れておいた方が良いかもしれません。

女性の職場の中の男性の立ち位置

現在、介護士を目指している男性の中で心配していることの一つとも言えるかもしれないのが女性の中に入ってうまくやっていけるのか。という所です。

私自身、介護業界の中で転職の経験がありますが施設によって女性職員の雰囲気はまるで違います。しかし、どの施設でも言えるのが「女性に合わせる」という点です。正直なところ、男性介護士というだけで偏った印象を持たれることがあります。一例をあげると「男のクセに細かいことが得意なんだね」「男性なのに、整理整頓がきちんと出来るんだね」などです。こういった偏見に反論しているとやっていけないので、聞き流す能力・訓練が必要になってきます。実際、男性介護士同士で「○○さんは決めつけがすごいけど、それに反論するとややこしいことになるよね」というようなことを話すこともあります。基本的に女性職員の言うことにはうなづいておきましょう。もちろん、偏見ばかりではなく、しっかりと男性介護士を尊重してくれる方も大勢います。そこまで気にすることでもないのかもしれませんが、頭の隅っこで覚えておくと気分的に楽に日々を過ごすことができます。

まとめ

男性介護士であることの利点と苦労を紹介してきました。介護士という仕事はどうしても「大変」「キツイ」などのイメージがついてきます。実際その通りの場面が多くあります。しかし、利用者さんと関わる中で「楽しさ」や「やりがい」を感じることも多いです。今回の記事で良い点と悪い点を少しでも理解してもらえたらと思います。介護士を目指している男性の皆さん、男性ならではの苦労もありますが、良いこともあります。頑張って私と同じ介護の世界で頑張りましょう。

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