介護施設で働きたいけれど、他業種とどう違うの?

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#201 2018/01/23UP
介護施設で働きたいけれど、他業種とどう違うの?
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私は過去に3つの介護施設で働いた経験があります。3つとも違う種類の介護施設です。
介護施設と一括りに言っても、沢山の種類の施設が存在します。
ここでは私が実際に働いたことのある施設でのメリット、デメリット等を詳しくご紹介します。

いろいろな介護事務所

私は過去に2回の転職経験があります。

学校卒業後はショートステイサービス科に就職し、その後は特別養護老人ホームのユニット型へ転職し、その後は介護リハビリデイサービスへと転職しました。

私自身はお年寄りと関わることが好きなので、学生時代に介護の資格を取得し、働き先は「介護ならどこでもいいや」という感じでした。

では、それぞれの仕事について詳しくお話しします。

【ショートステイサービス】

ショートステイサービスでの主な仕事は

・荷物チェック 
・食事介助 
・排せつ介助 
・入浴介助 
・起床介助、就寝介助 
がメインの仕事になります。

勤務時間は施設によって異なりますが、私が働いていた施設は

・早番(7時~16) 
・遅番(10時~19) 
・日勤(9時~18) 
・夜勤(17時~翌9)

でした。

ショートステイを利用される方達は、特別養護老人ホームも入っている大きな施設であれば特別養護老人ホームの入所待ちであったり、家族の事情によって数日間の利用をする方達です。

まずはショートステイサービスで働く上でのメリットをご紹介します。

特別養護老人ホームの入所待ちの方も居ますが、基本的には利用される方の入れ替わりが激しいので「今日はあの方が久しぶりに来る日だ」などと毎日新鮮な気持ちで働くことができます。

そして、自宅で家族と生活できる方達が多いため基本的には軽度の認知症が多いので会話をスムーズにすることができ、コミュニケーションを取りやすいです。

反対にデメリットとしてはショートステイ利用時と退出時は必ず利用される方の荷物チェックを行わないといけないので、沢山の荷物を持ってこられる方の場合は勤務中中々荷物チェックが終わらないなんてこともあります。

また、軽度の認知症の方の場合荷物チェックを拒んだり、重度の認知症の方の場合は退出時に荷物がなくなったなんてこともよくあります。

荷物チェックを拒まれた場合でも必ずやらなくてはならない業務なので、あの手この手で行わなくてはなりません。

そして退出時に荷物がなくなってしまっているとその日出勤している職員全員で見つかるまで探したり、見つからなかった場合はご家族に謝罪の連絡をしなくてはなりません。

他にはショートステイに慣れていない方の場合は夜勤中に帰宅願望が酷くなり仕事がはかどらない事もあります。

利用される方の入れ替わりが激しいショートステイでは、忍耐と体力が必要な職場でしょう。

ですが、基本的に寝たきりの人は少ないため、コミュニケーションを積極的にとることができたりするので大変な反面やりがいを感じられる職場でもあります。

【特別養護老人ホーム(ユニット型)

特別養護老人ホーム(ユニット型)での主な仕事は

・起床介助.就寝介助 
・入浴介助 
・食事介助 
・排せつ介助 

がメインの仕事になります。

勤務時間は施設によって異なりますが、私が働いていた施設は

・早番(7時~16) 
・日勤(9時~18) 
・遅番(10時~19) 
・夜勤(17時~翌9)

でした。

特別養護老人ホームのユニット型は従来の特別養護老人ホームとは違い、1つのフロアに10人ほどで、11人が自分の部屋を持っている場所になります。

そのため従来の特別養護老人ホームに比べたらやはり入所費も高くなっています。

まずは特別養護老人ホームで働く上でのメリットをご紹介します。

少人数での対応なので毎日がとてもゆっくりと流れていく感じです。利用されている方が少人数なので11人にしっかりと対応する事が出来たり、11人の意見を尊重することができるのがメリットでしょう。

反対にデメリットは11人にしっかりと対応する事が出来てしまうため、ユニット型を利用されている方のほとんどがわがままになっていきます。

特別養護老人ホームなので利用されている8割くらいは車椅子生活をしていて、職員が介助しなければ車椅子への乗り降りができない方達になります。

特別養護老人ホームのユニット型は11人にしっかりと対応する事で関われば関わるほどその人への愛着が湧き、利用されている方が排泄の失敗などをしてしまっても寛大な心で受け止めることができる職場です。

小人数ということもあり利用されている方達も職員に心を開いてくれ、家族のように接してくれることで毎日頑張れば頑張るほど利用されている方は職員を評価してくれるので仕事にやりがいを感じていきます。

【介護リハビリデイサービス】

介護リハビリデイサービスの主な仕事は

・送迎 
・リハビリ介助 
・排せつ介助 
・入浴介助 
・レクリエーション 
がメインの仕事になります。

勤務時間は施設によって異なりますが、私が働いていた施設は

7時~17時 
8時~16時  
9時~16時 
10時~14(厨房) 

でした。

介護リハビリデイサービスを利用される方達は認知症が軽度の方は保険の関係で週に数回しか利用できないのですが、認知症が重度になればなるほど週の利用回数が多くなり、その方たちのリハビリを側で見守る仕事です。

まずは介護リハビリデイサービスで働く上でのメリットをご紹介します。

リハビリをしに来ているので、積極的にリハビリへの声掛けをしてあとは利用されている方のペースに合わせてこちらが仕事を進めていくだけなのでとても介護とは思えないほど簡単なお仕事です。

もちろん大変な部分もありますが、職員の声掛け次第で利用されている方の頑張りも変わってくるのでコミュニケーションしやすいというのがメリットでしょう。

車椅子を利用されている方も居ますが、自宅で生活できる程度なので抱えたりすることはほとんどなく、自力で立ったり座ることができるのでそれを支える程度で介助は終わりなので介護職には付きものの腰痛に悩まされることはありません。

反対にデメリットは麻痺などで体は自由に動かないけれど、頭はクリアという方が7割ほどなので自分の体が自由に動かない事に苛立ってしまい、職員に八つ当たりをしてきたリ、職員と自分の意見が食い違ってしまった時に暴言を吐かれたり、大きな声を出されてしまう事があります。

また、送迎車は7人以上乗りの大きな車で1人で送迎となるので曜日ごとに利用される方達の自宅を覚えたり、大きな車での運転技術も必要とされます。

毎日リクリエーションをしたりして、利用されている方達と常に「楽しむ」というスタイルなので嫌な事が合った日でもクヨクヨしている暇はない職場でした。

なので気が付けば利用されている方達からいつの間にか元気を貰っていたりします。

レクリエーションは職員が個人的に考えたり調べたりしたものを利用されている人達の前で行うので一目で「今日はつまらなそうだな」「これはまたできそう」と分かるので、レクリエーションでこの仕事のやりがいを感じることができます。

これから介護職に就職や転職を考えている人達は不安な事が沢山あると思いますが、介護の仕事は常に人手不足なので「就職したからその場でずっと働かなくてはならない」とは思わずに、私のように「違う施設に転職しようかな?」と思って働いた方が気が楽で、楽しく働くことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

介護の仕事は施設や種類によって働き方もかなり変わってきます。

ですがやはり「自分自身が楽しみながら仕事をする」ということが介護の仕事をしていく上で1番大切な事だと思います。

是非、介護の施設選びの際にはご参考にしてみてください。

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